【やまと通信vol.001】“やまと”を学ぶとスパイになれる?!

やまとの会・無料版

皆さんこんにちは。
小野寺潤です。

こちらのコラムは不定期ですので、
思いついたことや、気になったこと、

あるいは、
何かお伝えしたいことがあるタイミングで
書かせていただこうと考えています。

ただ、時により、
秘密の話が出てくる場合もありますので、

軽く目だけは通していただけると
いいかなと思います。

で、今回は「やまとの法則」のツアーで行った
壱岐島の思い出について語らせていただきます。

結論から言いますと、
大変盛り上がったツアーでした。

何が盛り上がったのかと言いますと、
もちろん訪れた場所の景色や神社もよかったのですが、

一番は、
志を同じくする仲間との語り合いや、
交流だったと思います。

とりわけ、あれは3次会でしょうか。
一部屋に入りきれないぐらい集まって、

皆さんと語り合ったことが、
最もやまと的であったと感じられます。

どんなに悩んでいることや、
知りたいこと、教えてほしいことがあっても、

それになりに人が集まると、
答えも案外簡単に得られるものです。

つまり、自分だけで悩まなくていいのが、
やまとの世界でもあります。

現代のあらゆる問題は、
コミュニケーション不足から生まれると言います。

なんでもネットや本から得られると
勘違いしやすい今の世の中ですが、

信頼できる間柄において、
経験者が語る内容ほど、
嘘のないものはありません。

結局人間は、外見は別として、
中身的には情報の寄せ集めですから、

どんな情報によりその人ができているのかが、
重要になるわけですね。

コミュニケーションの得意な人は、
よく聞き上手と言われますが、

情報を受け取るのが上手い人は、
物腰が柔らかく、考え方も柔軟だという
特徴があります。

壱岐島のツアーでは二晩に渡って、
そんな皆さんと交流することができました。

それも、両晩とも深夜まで。

集まったメンバーの熱気が凄すぎて、
部屋の照明が切れてしまう
ということもありましたね。

まさに「やまとの法則」でお話しした
ミツバチの「熱殺蜂球」の世界でした。

ところで、いきなりですが、スパイというと、
何やらそれらしい人物像を描いてしまいますが、

実は優秀なスパイ(諜報部員)ほど、
コミュニケーションが得意であり、
情報を受け取るのが上手いということがあります。

つまり、そうでないと情報を受け取れず、
スパイの役目が果たせないということです。

ですから、目つきが鋭いとか、
論点を鋭く突く、というような人は、
スパイに向いてないんですね。

なんでスパイの話をしているのかというと、
大陸と本土を股にかけた偉大なる海洋民族、
“やまと”の民こそ、

そんな風にして、情報をあちこちから吸収し、
あちこちに流していたからです。
それも、多分楽しみながら。

よくあるスパイ映画のように、
“いかにも”という感じではないんですね。

まあ、戦国時代の忍者も、
皆さんあの黒い服装ばかりイメージしますが、

実際には話好きの薬売りとか、
大道芸人とか、飲み屋のオヤジとかが
そうだったりしたわけです。

つまり、自然な雰囲気で、
警戒されないことが重要だと。

そんな雰囲気で敵の情報を
探っていたわけですね。

忍者も山伏も、能や舞の世界も
“やまと”から生まれているのですが、
ほとんど知られていません。

では、そうした自然な態度は、
どこから学ぶことができるのでしょう。

はい。

それは当然、“自然”からです。

たとえば秋田のマタギと呼ばれた
熊撃ちの名人は、自分が木になるんです。

雪が積もって自分の胸まで来ても、
微動だにしないといわれます。

だから熊も気づかない。

要は自然に溶け込んでいる、
ということですね。

“やまと”も同じこと。
自然に溶け込み、自然と一体化した存在。

少し専門的にいうと、
それがいわゆる鎮魂状態であり、
「空(くう)」の状態に近いということです。

そう考えると、
現代人はあまりにもそこから離れすぎました。

だから持っている能力の
せいぜい4%しか使えないと
言われるわけですね。

それをどのように取り戻すのか、
と言いますと、

それが姿勢であり、呼吸であり、
言葉だということ。

加えて、それを日頃の態度として
実践することが大事だということです。

つまり、日常に応用していかないと
意味がない、と。

自然というのは恐ろしいもので、
たとえば目の前の空気。

空気のままだと問題ありませんが、
気圧の変化で風が起こるとしますと、

時に台風やハリケーンのように
恐るべき力を発揮します。

また、雷もそうです。
何もなかったはずの空に
凄まじい電撃の力が走ります。

カミナリおやじではないですが、
人間も本来は自然の力を発揮できるように
できているのです。

そのような意味において、
言霊もプラズマでありカミナリなんですね。

この辺は「ことたまの学校」でも
また話してみたいと思います。

つい、壱岐島ツアーの思い出から、
ここまで話が広がってしまいました。

ツアーでも無重力の身体を
感じる練習とかしましたね。

こちらは今度「やまと体術」でも
公開したいと考えていますので、
楽しみにしていてください。

というわけで思いついたまま、
書かせていただきました。

次回、またお会いしましょう!

小野寺潤

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